やる気の出ない日は「3分だけ歩く!」でよい理由

あきらんウォーク

寒い季節の早朝や、仕事で精神的に疲れ切った後など、ウォーキングを日課にしているひとでもなんとなく億劫になり「あぁ、今日はちょっと歩きたくないなぁ」と思ってしまう日はあると思います。

毎日のルーティーンとして自分に課していることを、雨の日も風の日も、春夏秋冬の季節を問わず、ストイックにコツコツと継続することは、言葉でいうほど簡単ではありません。
「毎日ちゃんとウォーキングをするぞ」と意気込んで計画をたてるとき、おそらく心の中は「やってやるぞ!自分を変えるんだ!」という高いモチベーションに背中を押されていると思います。

でも、そんなエネルギーの燃焼は長くは続きません。
「今日はなんとなく風邪気味だからやめておこう」
「明日は重要な会議があるから疲れないように今日は中止しよう」
自分を甘やかすもっともらしい理由はいくらでもつけられます。

「自分が審判」だと継続できない

ごく少数ですが「鉄の意志」をもって、計画したことを何年もコツコツと、地道に続けていくことができる人がいます。
それを「努力」と周囲は言いますが、私はむしろ「才能」であると考えています。

もしも神様が居て「何かひとつだけ特技を与えてやる」と言われたら、間違いなくこの「継続する才能」を欲しいものの筆頭にあげます。
「継続」ができれば、大概のことは成し遂げられますから。

でも、ほとんどの人はそんな「継続」の才能を持ち合わせていません。
いくら燃える炎のような情熱と信念があっても、やがては情熱は冷め、信念は瓦解します。そして「今日はやめておこう」というもっともらしい理由を探して、それを正当化するのです。

「自分が審判」になってしまって自分自身に甘い執行猶予を与えてしまってはいけません。

「3分だけ歩けば目標達成」と決める

「毎日30分以上歩くんだ!」という殊勝な決意は素晴らしいことですが長続きしません。
いっそのこと目標を下げて「3分だけは歩くぞ」で試してみませんか?自宅前の大通りの向い側にあるコンビニに行って、缶コーヒーを買って帰ってきたら、もうそれで3分です。

「そんな!3分ぽっち歩いたって意味がない」と思われるかもしれませんが、モチベーションが高く「今日は歩くぞ!」という調子の良い日はきちんと30分歩けばよいのです。
どうにも気が乗らなかったり、自分の弱い心に負けそうな日もあるでしょう。でも、そこで歩かなかったらその日はゼロです。自分の心の中に「理由がある日は歩かなくって良いんだ」という意識が刷り込まれてしまい、歩いたり、歩かなかったり、という状態になり、やがては安きに流れてウォーキングの習慣自体が消滅します。

ハードルが低い3分程度の短時間であっても「とにかく毎日ウォーキングしている」という事実の積み重ねが「継続しなくっちゃ」という脳内への働きかけにつながるのです。

実際に歩き始めたら意外と大丈夫

気分が乗らない日に「しょうがない、コンビニの往復だけ、3分だけウォーキングするか」と嫌々ながら重い腰をあげて、自宅を出て歩き始めたとしましょう。
あなたがトレーニングウェアとスニーカーという出で立ちで玄関をでたとしたら、その時点でもう勝ったようなものです。
あなたはおそらく3分にとどまらず、15分、30分と歩くことになると思います。

自宅のソファから「よっこらしょ!」と立ち上がり、トレーニングウェアに着替えて自宅を出るのが嫌だっただけなんです。
人間は、いま自分がいる状態をそのままを維持したいという潜在意識があるようなんです。
いったんウオーキングする格好で玄関を出て、一歩二歩と歩き始めたら、今度は「せっかく準備万端の格好で歩いているんだから3分でやめたら勿体ない、ぐるっと町内を一回りするか」という心境に変わるはずです。そうしたらシメタものです。

もしモチベーションがあがらず、本当にコンビニの往復だけで良いや!という日はおそらく心身が参っているシグナルだと思いますので、コンビニで缶コーヒーを買ってとっとと帰ってください。それでも「今日もとにかくウォーキングを継続した」という事実は脳内にポジティブな成功体験として残るので問題ないです。

最後に

実は私も今日はテレワークで自宅に籠り、朝から晩まで机に座って仕事に没頭していました。
「今日中に終わらせてメール送信しなければいけない資料があるから」という自分なりの正当化をして、心の中の「審判」が「よし!おまえ今日は忙しいからウォーキングしなくてよし!」と判決を出してくれました。
でも、そんな自分審判に逆らって「コンビニに行って弁当買ってくるか!」と一念発起して外出したところ、結局は10分歩かなければならない遠くのコンビニに行き、往復20分、早歩きができました。

モチベーションは日々上がったり下がったりします。それをずっとアゲアゲで維持するために自己啓発の本を読みまくっても詮無きことです。モチベが下がってもよいので、少しの時間でもよいので、とにかく「継続している」という事実のみを積み重ねていきましょうよ!

では!今日はこのへんで!(●^-^●)

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