夜散歩「ナイトウォーク」のメリットを考えてみた!

あきらんウォーク

今回は夜のお散歩、いわゆる「ナイトウォーク」がもたらすメリットについて考えていきたいと思います。

睡眠には「朝型」「夜型」という二大派閥が存在しますよね。同じようにお散歩・ウオーキングにも「朝派」「夜派」があると思います。
私の友人をざっと見回してみたところでも「俺はだんぜん朝だ」「私は夜、会社の仕事を終えた後かなぁ」どっちもいます。
かくいう私も個人的には「朝がダメで夜が良い!というような明確な考えは持ち合わせていません。
朝も夜もそれぞれの良さがありますし、生活リズムや季節によっても「どちらが適しているか?」は異なります。
各自のご判断、裁量であることは言うまでもありません。

冒頭でそんなことを言ってしまうと、今日の記事の内容にそぐわなくなってしまいますかね(汗)
ただ今回は「夜散歩の良さをクローズアップしてみよう!」という、そういう回なんです(笑) だから、ことさらにナイトウォークのメリットを強調して記してまいります。念のため!

夜のほうがスタスタ歩ける感覚あるよね?

いきなりですが皆さんに同意を求めちゃいます(笑) 昼間より夜のほうがスタスタとリズムに乗って歩けるような気がしませんか?
「単にあんたの感覚的な話でしょ?」ごめんなさい。その通りです。ただ、共感してくださる方も多いと思います。

これはおそらくですが視界が暗く、余計なものが視野にゴチャゴチャと飛び込んでこないため雑念が遮断され周囲に関心が散逸されず、心地よく集中して歩を進めることができるからではないか?と自分なりに結論をつけています。

動物の本能として、暗い中では身を守ろうとして五感が研ぎ澄まされます。歩く靴音も「カッカッカッ」とクリアに耳に届き、リズミカルな歩調になって、だんぜん昼間より足が進みます。ネオンサインや車のヘッドライト、テールランプ、それらが流星のように流れていくさまも色鮮やかで視界に心地よいです。

元来、夜はひとをワクワクさせたり静かな興奮を生み出す効果を持っています。古来より人間は夜の火祭りや花火など、暗さのなかに色鮮やかな色が浮かぶと精神が高揚し神秘性を生み、モチベーションがあがります。夜中にカクテル光線の街を闊歩すると、それに似た抗いがたい気持ちの高まりがあるのではないでしょうか?あくまでも経験則で語っているのみなので頼りなくて申し訳ないのですが・・・。

ナイトウォークは日中の仕事への影響度が軽い

一生遊んで暮らせるという一握りの富豪の皆さんはこの際無視します。ほとんどの方は労働者、学生で、日中はそれぞれ真剣に打ち込むべきお仕事や学業を持って生活していると思います。日中の業務や学業で最高のパフォーマンスを出すことは、おそらく最もプライオリティの高い項目の一つだと思います。

朝の時間帯に余裕があり、爽やかに汗を流して、ティータイムをとってシャワーをあび、悠々と出社できるのなら朝ウォークもありですが、朝の運動で疲労したうえにバタバタと着替えて出勤、そのまま激務へと続くのは、たまにならまだしも毎日だときついと感じる方が多いのではないでしょうか
体力と気力が充満しているひとなら実は朝がお薦めですが、もしそうでなければ、本業に費やすはずのエネルギーを浪費し、みすみす朝の時点で体力と気力を使い果たし、本業に影響がでてしまうのは得策とは言えません。

ナイトウォークは暴飲暴食を是正する

会社帰りに同僚と赤ちょうちん、または一人でラーメンや牛丼、という「お決まりのコース」を辿っている方は、おそらく「どうしてもそうしたい」という断固たる信条があるのではなく「いつもの通り」「なんとなく」という予定調和に支配された動機で、という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

それらは習慣として染み付いてしまっているので「まっすぐ自宅に帰るとなんか物足りない」という漠然とした不安思考に固執し、その習慣から抜け出せなくなってしまっているのです。乱暴に言いますと、つまりは「習慣の奴隷」です。

そういう現状を打破するうえでも、代替行為として夜の散歩、ウォーキングを習慣にしてみたらどうでしょうか。
これまで会社帰りに「なんとなく」飲み食いしていたその時間を、そのままナイトウォークにあてちゃうのです。煙草を習慣にしていたひとがガムを噛むことで禁煙に勤しむ話を聞いたことがありますが、それと同じ理屈です。煙草よりガムのほうが安いし健康にもよいです。同じように暴飲暴食よりウォーキングのほうが安いし健康にもよいのです。

「習慣は3週間で身につく」と言われています。辛いのは最初の3週間と割り切り、その辛さをも「脱皮の苦しみ」と
ポジティブにとらえて楽しんじゃいましょうよ。

ナイトウォークは入眠儀式!気持ちよく眠れる!

夜歩くことで、程よい疲れと血流の流れの活発化を誘い、そのままの流れで良質な睡眠になだれ込むことが期待できます。
自宅のソファに座ってぼーっとテレビ画面を見つめながら、翌日の仕事のこととか、あれこれと思い浮かんでは消え、鬱な気分のまま就寝する、という負のサイクルがあるような人は、その時間、ご自宅周りをウォーキングしてみたらよいと思います。

どうせ考え事をするならば歩きながら考えたほうが脳への刺激もよいですし、ポジティブな考えも浮かびやすくなります。そもそも歩いているうちに鬱々とした気分が和らぎ、考えても詮無きネガティブな思考の縄に縛られることなく「ああ疲れた、もう寝よう」と
なってしまえばシメタものです。

ちなみに夜ウォークは夕食後1時間、就寝前2時間のタイミングが一番健康に優しいという説があります。試してみてください。

ナイトウオークはハードルが低く継続しやすい

朝寝坊の人は目標の起床時間に目覚められないと「あ!今日は時間がない、やめておこう」となりますよね。
ナイトウォークならこういう事態は避けられます。「さあ歩くぞ!」と気負うことなく、会社の帰りに一駅歩き、レベルでも良いですし、夜のカクテル光線のなかの大通りの歩道をスタスタ歩くと気分が爽快になって、その日の労働のストレスが吹っ飛ぶという二次的な効果も期待できます。

また、冬場の朝は本当に寒くて、ベッドから出るのが辛いですよね。冬の朝ウォークを決断したら、日々、自分の心のなかで天使と悪魔が格闘することになります。確実に辟易します。
夜ならば、どうせ既に外にいるのですから、歩くということのために心地よい暖かなベッドから飛び出すという「苦渋の決断」は要りません。「日々の格闘」を避けられます。ストレスフリーの観点からも冬場はだんぜんナイトウオークがお薦めです。

最後に

「夜歩くことのメリット」について私なりに思うところを自分勝手に述べてきました。
しかしながら冒頭にも述べましたように、朝歩きには朝歩きのメリットがあります。どっちかがよくて、どっちかが悪いというわけではなく、今回の記事の課題がたまたま「夜歩きのメリット」に言及するものだったから、そちらに光を当てて書いてみました。朝ウォークのメリットについても、また別稿で書いてみたいと思います。

最後になりますが、ナイトウォークの際は、くれぐれもヒトケのない寂しい場所は避けてください。
犯罪に巻き込まれたり、シャレにならないのは犯罪者と勘違いされる恐れもあります。
交通事故の被害に遭わないようにきちんと歩道を歩くのはもちろんですが、蛍光色のバンドを巻いたり、帽子や服装も明るいものをチョイスして、安全第一で楽しくウォーキングしてくださいね。それが一番大事なことです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました